桐生自然観察の森 園内情報 令和2年7月
令和2年7月30日(木曜日)
バッタが原のハルニレの樹液にオオムラサキが訪れていました。翅を閉じた姿は薄い黄色ですが、翅をひろげるとオスは紫色、メスは茶色をしています。幼虫はエノキの葉を食べ、成虫になると樹液に集まる蝶です。成虫の所見日は例年6月下旬から7月上旬で、今年は6月25日でした。
令和2年7月29日(水曜日)


ネイチャーセンター前でコムラサキが翅をひろげているのを見つけました。茶色い翅にオレンジ色の模様に見えたのでメスだなと思い、様子をしばらく見ていました。コムラサキが飛んだとたん、茶色かった翅が鮮やかな紫色に輝き、オスだと分かりました。蝶の翅は見る角度によって色が変化します。
令和2年7月27日(月曜日)

ネイチャーセンター横のアワブキにスミナガシの蛹を見つけました。茶色で葉脈のような筋と丸い穴があり、枯れ葉にそっくりです。
スミナガシの成虫は、青味がかった黒に小さな白斑が散らばっている翅を持っています。水の中に墨を落として作る「墨流し」の模様に似ていることから名前がついたそうです。

令和2年7月22日(水曜日)

観察の森で夏に鳴くセミ5種類全部が聞こえるようになりました。それぞれの初鳴きの確認日はニイニイゼミ6月29日、アブラゼミ7月17日、ヒグラシ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミが7月19日でした。
令和2年7月16日(木曜日)
あじさいのみちでオオバギボウシが咲きました。崖の途中の高さ2メートルほどの所に大きな葉を広げ、さらに1メートルほどの花茎をのばして白い花をいくつもつけています。
令和2年7月10日(金曜日)


赤い傘をひろげたタマゴタケが園内のあちこちで確認できました。幼菌(幼いキノコ)のうちは白いゆで卵のような外見をしていますが、やがて上部が割れて赤い傘が出てきます。
キノコは秋だけでなく、雨が降り、気温が上がる梅雨から夏、秋にかけて見ることができます。色も大きさも、生えているところも様々ですので、よく観察してみてください。



令和2年7月9日(木曜日)
ネイチャーセンター脇の薪置き場でルリボシカミキリのペアが交尾しているのを見つけました。下にいる大きな個体がメスで、背中に乗る小さな個体がオスです。交尾しているペアのまわりにオスらしき個体が2匹ウロウロしていましたが、しばらくするといなくなっていました。
令和2年7月2日(木曜日)

森の入口の手前、上部の葉が白くなっている植物はハンゲショウです。緑の白のコントラストが涼しげです。昨日は、夏至から11日目にあたる半夏でした。この頃に花が咲くことから半夏生(ハンゲショウ)と名がつきました。別の説では、葉が半分白くなることから半化粧が転じてハンゲショウとなったとも言われています。

ニイニイゼミのチーという鳴き声を聞きながら歩いていくと、園路にピンク色のブラシの様な花が落ちています。上を見るとネムノキが花盛りでした。
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