桐生自然観察の森 園内情報 令和2年5月

ページ番号1016941  更新日 令和3年2月22日

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令和2年5月30日(土曜日)

駐車場で蕾の膨らんだナツツバキを見ていると、首がくすぐったく、そっと手で払うと、カマキリの子供(幼虫)でした。2センチメートルほどの小さな体をユラユラとゆらしていましたが、ピョンっとはねて、茂みの上に上手に飛び移りました。
ちごゆりのみちやあかまつのみちではネジキの花が見頃です。

写真:糸のように細い体のカマキリの幼虫
カマキリの幼虫(駐車場)
見上げると木漏れ日とネジキの白い花が美しい
鈴のような花を咲かすネジキ(ちごゆりのみち)

令和2年5月29日(金曜日)

ここ数日の夕立のおかげで、園路がしっとりと湿り気をおびています。
落ち葉の下からギンリョウソウが出てきました。キノコのようですが植物で、葉緑体を持たないため全体真っ白、花が下を向いている姿からユウレイタケとも呼ばれています。
園路沿いに茂るヤマガシュウ(ユリ科)の葉の裏に黄色いイモムシを見つけました。ルリタテハという蝶の幼虫で、刺状の突起は見た目が怖いですが、毒はありません。

写真:落ち葉から顔を出したギンリョウソウ
ギンリョウソウ(ネイチャーセンター横)
写真:刺状の突起をもつルリタテハの幼虫
ルリタテハの幼虫(ちごゆりのみち)

令和2年5月25日(月曜日)

写真:林内の木にからみつくつる植物のテイカカズラ
良い香りのするテイカカズラ(園内各所)
写真:紫色のボンボンのようなノアザミの花
花の先に白い花粉をつけたノアザミ(入口)
写真:黄色と黒色の模様のキイロトラカミキリ
キイロトラカミキリ(ネイチャーセンター周辺)

写真:樹液をなめにきたオオスズメバチ
オオスズメバチ(バッタが原)

日中は半そでで過ごしたくなるような陽気になってきました、森では花だけでなく虫も増えています。中にはヘビやスズメバチの仲間など危険な生き物もいます。観察の森など自然の残る野外におでかけの時は、危険予防のため長袖・長ズボン・帽子などの着用をお勧めします。

令和2年5月23日(土曜日)

写真:白いハンカチのようなヤマボウシ
白い総包片をひらいたヤマボウシ

ヤマボウシの花が咲き始めました。花と言いましたが、白くて大きな花びらに見えるのは総包片と言い、蕾を包むように葉が変形したものです。本当の花は総包片の真ん中の緑色の丸い部分で、小さな花が20から30個ほど集まっています。

写真:緑色の球状のヤマボウシの花
ヤマボウシの花

令和2年5月20日(水曜日)

小雨模様の森ですが、雨に濡れた花や木々の緑は鮮やかです。

写真:下向きの花を並べるウツギ
ウツギ(イトトンボの沼)
写真:八重咲のウツギ、シロバナヤエウツギ
シロバナヤエウツギ(ネイチャーセンター前)

写真:薄紫の花、コアジサイ
コアジサイ(さくらのみち)
写真:白色と黄色の花、スイカズラ
スイカズラ(ネイチャーセンター前)

令和2年5月18日(月曜日)

photo:egonoki

木陰の続くしだのみちで、蛇の目(じゃのめ)模様をもつコジャノメを見つけました。近づくと飛びたち、少し先で止まります。追いかけっこのように飛んでは止まりを何度も繰り返しながら、しだのみちをずっといっしょに進みました。

写真:羽をひろげてとまるコジャノメ
コジャノメ(翅表)
写真:羽を閉じてとまるコジャノメ
コジャノメ(翅裏)

令和2年5月15日(金曜日)

花が咲くと、いろいろな昆虫が訪れてきます。

写真:マユミの花にストローをのばすコミスジ
マユミの花にはコミスジ
写真:ガマズミの花によじのぼるホタルカミキリ
ガマズミの花にはホタルカミキリ

令和2年5月(月曜日)

写真:頭部に角のあるタケウチトゲアワフキ

外トイレの前にあるシナノキでタケウチトゲアワフキが羽化しました。体長は7ミリメートルほどと小さいので良く探してみてください。頭部の湾曲した突起、黒色と黄色の配色が特徴です。

令和2年5月9日(土曜日)

写真:コゴメウツギ
中心の黄色が目立つコゴメウツギ(ちごゆりのみち)

コゴメウツギの花が見頃をむかえています。木陰に生えることが多く、直径1センチメートルあるかないかの小さい花ですが、白色の花弁と中心の黄色が目立ちます。

バッタが原で大きめの蝶が飛んで落ち葉の中にとまりました。クロコノマチョウでした。

写真:落ち葉に擬態するクロコノマチョウ
蝶はどこにいるでしょう(枯れ葉にそっくりのクロコノマチョウがいます)

令和2年5月8日(金曜日)

イトトンボの沼やゼフィルスの森でサワフタギが白い花を咲かせています。葉の上を見ると黒地に黄色い紋がたくさん並んだイモムシがいます。独特な模様からネコバスと呼んでいますが、シロシタホタルガという蛾の幼虫です。

写真:葉の上に白い花を咲かすサワフタギの花
おしべが目立つサワフタギの花
写真:黒地に黄色い斑紋が並ぶイモムシ
シロシタホタルガの幼虫

令和2年5月4日(月曜日)

花の種類が増えています。

写真:ブラシのような花、マルバアオダモ
マルバアオダモ(あかまつのみち)
写真:白い小花、オトコヨウゾメ
オトコヨウゾメ(さくらのみち)
写真:影をさす大沼
大沼(さくらのみち)

さくらのみちの大沼に落ちている木陰の場所をよく見てみて下さい。実はこれは影ではなくオタマジャクシです。4月8日に50匹以上のアズマヒキガエルが大沼に集まり産卵をしていったものが、オタマジャクシになり元気に泳ぎだし、集まっているところが影の様に見えているのです。

写真:岸辺に集まるオタマジャクシ
真っ黒いアズマヒキガエルのオタマジャクシ

令和2年5月2日(土曜日)

写真:他の植物の樹冠から花の房をゆらす藤の花

フジの花が咲き始めています。公園や学校では藤棚に仕立てられていますが、観察の森では他の木にからみつき、枝を伸ばし、日の当たる場所で花を咲かせます。
俳句の世界では藤は晩春の季語で、木から木へと蔓を掛けて咲く様子を懸り藤(かかりふじ)と表現します。上を見上げて懸り藤を探してみて下さい。

令和2年5月1日(金曜日)

日中暑いくらいですが、木々の葉が出そろい、日陰は涼しく気持ちが良いです。園内を歩いていて、ガサガサっという音に目をやると、たいていニホンカナヘビかニホントカゲです。日当たりの良い場所では蝶やトンボが見られます。

写真:ウロコがガサガサのニホンカナヘビ
ニホンカナヘビ(ゼフィルスの森)
写真:うろこに光沢ののあるニホントカゲ
ニホントカゲ(ネイチャーセンター前の石垣)
写真:黒い羽が青く光るカラスアゲハ
カラスアゲハ(ネイチャーセンター前)
写真:オレンジ色の小さな蝶、ベニシジミ
ベニシジミ(友の会田んぼ)

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