桐生自然観察の森 園内情報 令和2年12月
令和2年12月14日(月曜日)
11月2日に開花を確認したヤブツバキが、少しずつ花の数を増やしています。メジロやヒヨドリが密を吸いにきています。
園路に長さ20センチメートルを越えるホオノキの葉が何枚も落ちています。その中に穴の開いた葉が混ざっていました。これは先日、園外保育に来た幼稚園児とレンジャーが穴を開けて遊んだ跡です。大きな葉で子どもたちの顔はすっかり隠れてしまい、穴から森の景色を見て大喜びしていました。他にも手に持って、うちわや鳥の羽、お皿などに見立てて楽しそうでした。
令和2年12月7日(月曜日)

生き物の活動が少なくなるこの時期に、イトトンボの沼の泥だし作業を行い、それと同時に移入種のヨシノボリ(正確にはヨシノボリの一種)の捕獲を試みました。
3センチメートルから6センチメートルのヨシノボリを1時間で33匹捕獲しました。このヨシノボリは、もともと園内の沼には生息していなかった魚ですが、ヤゴなどを食べていることが分かり、見つけ次第捕獲し沼に戻さないようにしています。

令和2年12月4日(金曜日)

落葉したエノキの根元で落ち葉をひっくり返すと、ゴマダラチョウとオオムラサキの幼虫が見つかりました。2種類ともエノキの葉を食草(エサ)とする蝶で、写真のように落ち葉にくっついて冬越しをします。
ネイチャーセンターでは冬越しをする虫たちの姿を展示しています。多くの昆虫は、冬になると姿が見えなくなりますが、実は枯葉の下などで越冬したり、卵や蛹(さなぎ)などの姿で冬を越しています。標本だけでなく、カマキリの卵鞘(らんしょう:卵のあつまり)やアゲハチョウの仲間の蛹なども展示しています。

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