桐生自然観察の森 園内情報 令和3年9月
令和3年9月24日(金曜日)
バッタが原の草の上で、3センチメートル程のシュレーゲルアオガエルを見つけました。日本にしか生息しないカエルですが、このカエルはシーボルトとともに『Fauna Japonica(日本動物誌)』の執筆に加わったヘルマン・シュレーゲルにちなんでつけられドイツの名前になりました。ニホンアマガエルと同じ位の大きさで緑色のカエルですが、鼓膜周辺が黒色でなく全身緑色なのが特徴です。
令和3年9月17日(金曜日)


カブトムシの森でクリやオニグルミの実が落ちています。最初は、それぞれイガや外皮に包まれていますが、落ちて割れたり腐ったりして中から実が姿をあらわします。森ではニホンザルがまだイガが青いうちにクリを食べているのを確認しています。オニグルミは実の食べられ方からネズミの仲間やニホンリスが食べていると思われます。
令和3年9月13日(月曜日)

「キンモクセイが咲くとキノコの季節」というのを聞いたことがありますか?市街地でキンモクセイの香りをかぎ、去年教わった話を思い出しました。
実際、森ではどうだろうと園内の点検に歩くと、クヌギやコナラ、アワブキなどの落葉樹林で高さ20センチメートル程のキノコを目にしました。傘の上の茶色いイボが特徴的で、きのこ観察会講師の須田隆氏にチャオニテングタケと確認していただきました。このキノコは今まで千葉県が北限と考えられてきましたが、令和元年にも桐生自然観察の森で確認されています。
自然観察の森では、生きものの採取は禁止です。昆虫だけでなく、植物、きのこも見て、写真に撮ってお楽しみください。

同じ場所で、ギンリョウソウモドキ(別名アキノギンリョウソウ)が何本も出ていました。高さ10センチメートル程と小さいですが、銀白の龍を思わせる美しい姿をしています。キノコのようですが植物で、葉緑体を持たないため真っ白です。
令和3年9月13日(月曜日)
さわやかな秋の風が吹いています。入口を入った右側の木陰でヒガンバナが咲き始めました。マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼ばれています。
令和3年9月10日(金曜日)

アキノノゲシ、カシワバハグマ、ユウガギク、ヒメキンミズヒキ、ヤマジノホトトギス、ギンリョウソウモドキ、ヤブツルアズキなど秋の花がひっそりと咲き始めています。シラヤマギク、クサギ、キツネノマゴなど夏に咲き始め、花期の長い花も見られます。
昨日までの雨で湿った園内ではヤマアカガエルや蛇のジムグリ、ヤマカガシに出会いました。

令和3年9月9日(木曜日)

連日降っていた雨が上がり、お昼から日が差してくるとミンミンゼミとツクツクボウシの鳴き声に元気が出てきて、ハンミョウ広場ではアキアカネやナツアカネ、カラスアゲハなどが飛び始めました。
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