桐生自然観察の森 園内情報 令和4年2月
令和4年2月28日(月曜日)
ここ10年ほどの間に、ニホンジカによる食害のため、園内の植物が減ってしまいました。植物が減ると、それをエサにしたり、隠れ場所にする昆虫や鳥などの動物も減ってしまいます。それを防ぐために、園内の数か所にシカよけの柵を設けました。柵の出入り口でロープの開け閉め等ご不便をおかけしますが、生きものが増えることを楽しみに森の変化を観察していただけたらと思います。



令和4年2月25日(金曜日)

落葉樹の葉が落ち、青い空が良く見えています。園内は、日が差し込み歩くと体がポカポカしてきます。
あかまつのみちで1頭の蝶が目の前をひらひらと横切っていきました。落ち葉の上に止まったところを見ると、蝶ではなくニホンセセリモドキという蛾で、成虫で越冬し、まだ寒い早春から飛び始めます。

令和4年2月21日(月曜日)

(ネイチャーセンター裏の道)
北風が音を立てて吹いているため、空気は冷たく、園路は霜柱で白く光っています。
令和4年2月18日(金曜日)

夜中から降り始めた雪は、観察の森を真っ白に変えていました。踏みしめる雪はキュッキュッと音をたてます。ハンミョウ広場のベンチには10センチメートルほどの雪が積もっています。
午前10時ごろから晴れ間が出てくると、雪はどんどんとけ、木々の梢やネイチャーセンターの屋根からポタポタ、ボタボタと雨が降っているかのようです。午後にはネイチャーセンター前の雪はかなりとけ、フクジュソウが顔を出しました。


令和4年2月17日(木曜日)

風が冷たく、園路には霜柱ができ、歩くたびにサクサクと音が鳴ります。
ゼフィルスの森の木々の間、落ち葉の中で30羽から40羽のイカルが、パキパキと音を立てています。イカルがその黄色い太めのくちばしで、木の実や草の種を砕いて食べている音です。
なつつばきのみちでは、園路脇の地面でアトリがエサ探しに夢中です。黒とオレンジと白のコントラストが美しい鳥です。

令和4年2月16日(水曜日)

ヤマアカガエルの卵塊(らんかい)が増えました。2月3日に今年初めての卵塊を確認し、13日には友の会田んぼで5個増え、今年はいつヤマアカガエルが出てくるかと思っていました。すると、今日の園内調査で、すべての池で合計118個の卵塊を確認しました。池の中をのぞくとヤマアカガエルが数匹顔を出しています。1歩、2歩、3歩と近づくと、すーっと水の中に隠れてしまい、私が池から遠ざかるとキャララララと鳴き始めました。近所の方が、夕方に随分とにぎやかに鳴いていたと教えてくださいました。観察の森が連休だった14日、15日のうちに産卵したようです。
令和4年2月10日(木曜日)

朝から観察の森では雪が降っています。ネイチャーセンターも園路も木々の枝も雪化粧で真っ白です。ネイチャーセンター前のエサ台にも雪が積もってしまいましたが、エサを入れると、いつものヤマガラ、シジュウカラが集まってきました。



令和4年2月3日(木曜日)

マンサクの花が咲いています。黄色い細長いリボンの様な花弁が伸びています。里山の雑木林で早春に「まず咲く」ことから「マンサク」と名前がついたと言われています。これに対して、フクジュソウを「ツチマンサグ」と呼ぶ地域もあります。
令和4年2月2日(水曜日)

自然観察の森に雪が積もりました。街中では何ともなかったのに、土の園路や木製のイスとテーブルにうっすらと雪が残っています。日陰に被われたカワセミの池は薄く凍り、その上にも雪が残っています。
園内をぐるりとまわり、イトトンボの沼でヤマアカガエルの卵塊(らんかい)を一つ見つけました。ヤマアカガエルは、まだ寒い1月下旬から3月頃に一度冬眠から目を覚まし、産卵後に再び休眠します。今後、雨に誘われて多くのヤマアカガエルが出てくると思われます。水辺で「キャラララ、キャラララ」と高い鳴き声が聞こえたら、それがヤマアカガエルの鳴き声です。

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