桐生自然観察の森 園内情報 令和3年12月
令和3年12月27日(月曜日)

強い寒波のため、この冬一番の冷え込みとなりました。今朝の最低気温はマイナス5度。観察の森の池には薄氷が張り、日陰の道には霜柱が立ちました。

さくらのみちで、ムラサキシキブの実をついばむジョウビタキを見つけました。羽に空気を含ませて寒さを防いでいるのでしょうか、からだがふっくらと丸くなっています。
令和3年12月25日(土曜日)

先日の強風で、森の木々はすっかり葉を落とし、野鳥の観察がしやすくなりました。どこからかジョウビタキの声がよく聞こえてきます。夕べの雨の後、今日は静かな日になりました。午前中の園内調査では以下の13種の野鳥が確認できました。
キジバト、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス、エナガ、ミソサザイ、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、キセキレイ


令和3年12月24日(金曜日)

今日はクリスマス・イブ。ネイチャーセンターの展示もクリスマス仕様になっています。バードカービング(野鳥の彫刻)の木には雪がつもり、河原で拾ってきた石にペインティングしたカエルたちはサンタの帽子をかぶって出迎えています。黄色や赤色に紅葉した葉で作ったクリスマスツリーを飾っています。




展示ホールの奥中央にはフィールド情報を書き込む大きなホワイトボードがあり、日々確認した生きもの情報をイラストや写真と一緒に紹介しています。ぜひ立ち寄って、散策の参考にしてください。
令和3年12月20日(月曜日)

12月のイベントも幼稚園などの団体案内も終わり、園路の落ち葉掃除したら、コナラのどんぐりがたくさん姿を現しました。よく見ると、いくつかのどんぐりは殻が割れて根が地面にのびています。一つ抜いてみると、5センチメートルほどと短くもしっかりした根が出てきました。どんぐりは根を張った状態で冬を越し、春になると芽を出し葉を広げます。今回抜いたどんぐりは地面に埋めなおし、落ち葉をかけておきました。


令和3年12月15日(水曜日)
ちごゆりのみちを歩いていると、きれいな黄色い落ち葉に目がとまりました。せっかくなので踏まないように横を歩こうと近づいたときに、それが落ち葉ではなくキタキチョウであることに気がつきました。
桐生自然観察の森では89種のチョウが確認されており、冬の間は卵、幼虫、さなぎの状態ですごすものが多いのですが、キタキチョウは成虫で冬を越します。冬の間は、暖かい時期と同じように飛び回っているのではなく、どこか雨風のあたらない、温度変化の少ない場所でじっとしています。他にムラサキジジミ、ウラギンシジミ、ルリタテハなど成虫越冬するチョウが観察の森ではよく見ることができます。
季節は寒くなってきますが、冬の森で生き物を観察してみませんか?
令和3年12月11日(土曜日)

青い空に、オレンジ色に光る葉と常緑樹の緑色の葉が映える冬晴れの一日です。

夏には木陰に覆われるイトトンボの沼は、景色ががらりと変わっています。空と葉の落ちた枝先が沼に映り込んでいます。

落ち葉の積もった道は、よく見ると色も形も様々な葉でできています。ひろって並べてみるだけでも、なんだか楽しい気分になりました。
令和3年12月6日(月曜日)


ネイチャーセンター前のエサ台にはヤマガラとシジュウカラが訪れています。餌の少なくなる冬の間だけヒマワリの種を用意しておくと、1羽2羽とエサ台に来て、種を一つくわえたかと思うとサッとウツギの茂みや裏の林へ飛んでいってしまいます。すると別の鳥が順番を待っていましたと言わんばかりにエサ台に降りてきます。
イトトンボの沼ではヤブツバキの花が咲き始めました。
令和3年12月2日(木曜日)
冬が近づくと、ネイチャーセンター周辺の樹や電信柱に菰(こも:わらなどを編んだもの)を巻き、虫たちに冬越しの場所を提供しています。空気が冷たくなり霜が降りた今日、菰をめくってみると数十匹のテントウムシが身を寄せ合って入っていました。
問い合わせ先
桐生自然観察の森(電話:0277-65-6901)
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