桐生市では群馬大学が推進する 「小児重症心不全患者を救いたい!超小型人工心臓の開発」を応援しています
群馬大学では、クラウドファンディングプロジェクト「小児重症心不全患者を救いたい!超小型人工心臓の開発」への寄付を令和3年12月16日(木曜日)の午後11時まで募っており、12月3日(金曜日)に桐生市長への表敬訪問が実施されました。
本件は、心疾患を抱える子どもたちを救うため、理工学部と医学部が立ち上げた医理工共同研究開発プロジェクトであり、需要がありながらも開発が遅れている「小児用の超小型人工心臓」を開発するための資金を募るものです。
心不全など、薬での治療も難しい重度の循環器の患者さんの命を救うためには「心臓移植」が有効です。しかしながら、心臓移植が必要になってから実際にドナーが見つかり移植できるまでには平均4年間と多くの時間が必要です。その「待つ時間」に重要なのが「人工心臓」です。
特に小児の心臓移植はドナーが少ないため「移植を待つ時間」も長くなります。しかし、成人用人工心臓と比較して、小児用人工心臓は開発が遅れています。
本プロジェクト実施責任者である、群馬大学理工学府の栗田准教授は、心臓移植を待つ子どもたちに少しでも安心して過ごせるような人工心臓を開発したいとの思いから、小児用人工心臓の開発に、15年間以上取り組んでいます。
子どもたちがドナーを待つ時間も安心して過ごせるように、超小型磁気浮上モータを用いた、「長期間使用できる耐久性も優れた小児用体内埋込型人工心臓」の開発へ向けて、このたび群馬大学として初のクラウドファンディングを実施する運びとなりました。
桐生市としては、子供たちを救いたいという群馬大学の願いに賛同し、情報発信などで、できる限り応援してまいりたいことから、本ページをご覧の皆様にも本プロジェクトについて周知します。
本プロジェクトにご関心のある方は、下記リンク先のページをご覧ください。
※クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。
- 群馬大学クラウドファンディング「小児重症心不全患者を救いたい!超小型人工心臓の開発」(群馬大学ホームページにリンク)(外部リンク)
- 群馬大学クラウドファンディング「小児重症心不全患者を救いたい!超小型人工心臓の開発」(クラウドファンディングサイトにリンク)(外部リンク)
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