Kasane-かさね-【桐生市商業者情報発信サイト】

ページ番号1022180  更新日 令和4年12月15日

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事業内容:和菓子(どら焼き)製造販売
キーワード:小規模事業者持続化補助金

写真:イベント出店の様子

Kasane-かさね-第二章の始まり

写真:リーダーの大川さんとサブリーダーの寺嶌さん

世代を問わず愛されている和菓子「どら焼き」。そんな和菓子の定番に魅せられた二人が桐生市相生町一丁目にどら焼き専門の工房兼店舗をオープンさせました。
お店の名前は「Kasane-かさね-」。もしかしたら聞き覚えのある方もいるかもしれません。そう、リーダーの大川さんとサブリーダーの寺嶌さんが展開する“旅するどら焼き屋”として人気のKasane(かさね)が、ここ桐生に拠点を構えたのは令和4年8月のこと。開店初日から地域の人やファンのお客さんが後を絶たず、閉店時間前に売り切れてしまうこともあるのだとか。大川さんの祖父母の家を工房兼店舗に改装して新たなスタートを切ったKasane(かさね)。これまでの開業ストーリーを伺うと、そこには二人が大切にしている“信念”と確かな“戦略”がありました。

どら焼きに魅せられて

写真:どら焼き(その1)

大川さんと寺嶌さんが出会ったのはお菓子作りの専門学校時代。そこで和菓子の魅力を知った二人は、共に富岡市の有名和菓子店に就職し、職人としての第一歩をスタートさせます。「ここでの経験がKasane(かさね)の原点」と大川さん。今でも仕事中に師匠の顔が頭に浮かぶという二人は、やがて自分たちの夢である“独立”に向けて動き出します。そんな二人を心から応援してくれた師匠との出会い。この“ご縁”がKasane(かさね)にとって大きなターニングポイントだったと二人は語ります。
修行を積んだ和菓子店のどら焼きが大好きだった二人は、Kasane(かさね)を“どら焼き専門店”としてスタートさせることを決意。昔から老若男女に慕われているどら焼きですが、二人が着目したのはその“汎用性の高さ”だと言います。「皮で挟み込む具材によって様々なバリエーションを持たせることができるんです」と寺嶌さん。懐かしさの中に新しさを詰め込めるどら焼き。この商材に絞ることで、初期投資を抑えることができ、持続可能なビジネスモデルを描くことに成功しました。

旅するどら焼き屋

写真:どら焼き(その2)

特定の店舗を出さずに移動販売によるイベント出店から始まったKasane(かさね)。「まずはお客さんの反応を見るべきだと話し合ったんです」と大川さん。いきなり新規出店となると、やはり投資がかさんでしまう。ならばいっそのこと“旅するどら焼き屋”として移動販売に特化したらどうだろう?いつでも手に入らないという不便さ・不自由さによって、どら焼きのニューウェーブを提供するKasane(かさね)の付加価値がさらに高まるのではないか?
こんな戦略からスタートしたKasane(かさね)の移動販売。和菓子を扱っているとは思えないお洒落なビジュアルも相まって、Kasane(かさね)のどら焼きは口コミで広がり、県内外に根強いファンを抱えるまでに。「Kasane(かさね)のことを好いてくれる方に、これからも心を込めてどら焼きを届けることが私たちのポリシーなんです」と語る二人。少しずつ自信を深めていったKasane(かさね)が満を持して取りかかったのが工房兼店舗の開設でした。

“ご縁”を重ねる

写真:店舗外観

工房兼店舗の開設には「小規模事業者持続化補助金」を活用したKasane(かさね)。そんな二人を徹底的にサポートしてくれたのが桐生商工会議所だったとか。「商工会議所の方とは、開業を構想していた頃からのつき合い。これもKasane(かさね)にとっては欠くことのできない“ご縁”ですね」と大川さん。
「Kasane-かさね-」という店名は、どら焼きの形状はもちろん、二人がこれまで重ねてきた“ご縁”に感謝する気持ちと、これからも重ねていく“ご縁”を大切にするという気持ちを表現したもの。そのためには身の丈に合った商売を続けていくことが大事という二人ですが、一方で、できる限りKasane(かさね)ファンにどら焼きを届けたいと手がけたのが工房兼店舗の開設でした。賞味期限の短い食材を扱うため、衛生管理の観点から暑い夏場の移動販売を控えてきたというKasane(かさね)のどら焼き。徹底した衛生管理のできる工房販売を開始したことで、一年を通してどら焼きを届けられるようになったとそのメリットを語ります。一つ一つのご縁を大事にするKasane(かさね)。これからも続く二人のチャレンジに目が離せません!

編集後記(職員から一言)

写真:店舗内観

とあるアニメキャラクターも大好きな「どら焼き」。もちろん筆者も子供の頃から親しんできた和菓子ですが、Kasane(かさね)のどら焼きを初めて食べたときの驚きと感動は今でも忘れられません。
火の入れ方に特長があり、独特の斑点模様が出るKasane(かさね)の皮は“ふわふわ”と“モチモチ”が共存していて、あんこ離れが進む若者世代にも刺さるユニークなどら焼きの数々は何度食べても飽きることがありません。季節ごとに登場する新作もあったりと、Kasane(かさね)のどら焼きはもはや筆者にとってなくてはならないものです(笑)。
個人的なおすすめは、定番の「くるみ入りこしあんチーズ」。熱いお茶と一緒にいただくのがささやかな“幸せ”です。皆さんもお気に入りのKasane(かさね)のどら焼きを探してみては?

※店舗開店日、イベント出店日は事前にインスタグラム等のSNSでご確認ください。

店舗情報

店舗名
Kasane-かさね-
所在地
桐生市相生町一丁目216番3号
代表者
大川友佳
事業内容
和菓子(どら焼き)製造販売
営業時間(店舗)

午前10時~午後6時(完売次第終了)

定休日

不定休
※店舗開店日、イベント出店日は事前にインスタグラム等のSNSでご確認ください

二次元コード(インスタグラム)

二次元コード(フェイスブック)

店舗地図

地図

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