平成27年4月24日、文化庁は全国で18件の『日本遺産』を認定し、そのうち、群馬県(桐生市、甘楽町、中之条町、片品村)からは「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」が認定となりました。
日本遺産を構成する文化財13件のうち、約半数の6件が桐生市内にあります。
日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」について、また現在『日本遺産』に認定されている全国104件のストーリーについては、下記ホームページでも詳しくご紹介しています。
トピックス
桐生新町重伝建地区内に「まちなか交流館」が開館しました
日本遺産構成文化財の一つである「桐生新町重伝建地区」内に「桐生市重伝建地区公開活用施設(通称:まちなか交流館)」が開館しました。
重伝建地区の魅力を発信し、にぎわいや交流を創出する、地区の拠点となる施設です。詳しくは、下記ページをご覧ください。
日本遺産関連イベントの開催案内
- 令和6年度 桐生観光大学「白瀧姫伝説」
- 【終了イベント】第9回「伝統ある街・桐生」絵画コンクール作品展
- 【終了イベント】おいでよ!桐生新町重伝建地区 重ね捺しスタンプラリー
- 【終了イベント】第33回有鄰館まつり
日本遺産認定都市との連携について
栃木県足利市・群馬県館林市との「両毛3市連携」
桐生市・足利市・館林市は、日本遺産を活かしたまちづくりや観光振興を推進していくとともに、両毛地域の日本遺産や地域の魅力を国内外に発信し地域活性化につなげるため、令和3年2月21日「日本遺産両毛3市連携共同宣言」を締結しました。
より一層の連携強化と、日本遺産による地域発展を目指し活動していく機運を高めていくため、3市共催イベント「日本遺産シンポジウム」を令和2年度に館林市、令和3年度に桐生市、令和4年度に足利市で開催しました。
また、令和5年度には、館林市にて「日本遺産シンポジウム『両毛3市日本遺産こどもサミット』」が開催され、3市で日本遺産の継承や普及に関わるこどもたちの活動発表や、それを支える大人たちによるパネルディスカッションを行いました。
- 近世日本の教育遺産群−学ぶ心・礼節の本源−【足利市・水戸市・備前市・日田市】(外部リンク)
- 里沼(SATO-NUMA)−『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化−【館林市】(外部リンク)
東京都八王子市、新潟県十日町市との連携推進
ともに「織物の産地」であることなどの縁から、東京都八王子市および新潟県十日町市とも日本遺産を通じた連携を進めています。
令和5年度は、八王子市にて開催された日本遺産最大のイベント「日本遺産フェスティバルin桑都(そうと)・八王子」へ参加、令和6年度は、令和6年5月3日(金曜日)に十日町市にて開催された「十日町きものまつり」へ参加し、それぞれブース出展などを行いました。
お知らせ
「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」公式インスタグラムの開設について
日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」について、 県内外に情報を発信し、その魅力を知っていただくため、 このたび公式インスタグラム(kakaadenka.gunma) が開設されました。
日本遺産や構成文化財に関すること、構成市町村(桐生市・甘楽町・中之条町・ 片品村)のイベントや観光情報などを発信していきますので、 ぜひフォローをお願いいたします。
日本遺産ロゴマークの使用について
日本遺産ロゴマークを、商品や包装紙・パッケージ、チラシなどに使ってみませんか?
日本遺産のストーリーの普及啓発、広報、理解促進を目的とした場合、ロゴマークを無償で使用できます。詳しくは下記ページをご覧ください。
日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」ストーリー
古くから絹産業の盛んな上州では、女性が養蚕・製糸・織物で家計を支え、近代になると、製糸工女や織手としてますます女性が活躍した。夫(男)たちは、おれの「かかあは天下一」と呼び、これが「かかあ天下」として上州名物になるとともに、現代では内に外に活躍する女性像の代名詞ともなっている。
「かかあ」たちの夢や情熱が詰まった養蚕の家々や織物の工場を訪ねることで、日本経済を、まさに天下を支えた日本の女性たちの姿が見えてくる。
桐生市内の構成文化財概要
白瀧神社(ぐんま絹遺産)
京都から桐生地方に絹織物の技術を伝えたとされる「白瀧姫」をまつる神社。古くから、機神(はたがみ)様として知られ、織物業にかかわる多くの人々や機織りをする女性たちからの信仰を集めた。
旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟(市重文、ぐんま絹遺産)
全国6か所の「模範工場」の一つであり、明治から戦前まで稼動した、糸に撚りをかける大規模撚糸工場の事務所棟。工場内に学校を設置するなど、女性従業員に技術と教育を施し、日本最大の撚糸会社へと発展した。
桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区(重伝建、ぐんま絹遺産)
桐生織物の中心地として、経済発展を支えてきた地区。町立て当初からの敷地形態と共に、絹織物業を中心に発展した町の形態として商家やノコギリ屋根の織物工場、寄宿舎、銭湯などが残り、織り子(機織りに従事する女性)の暮らしが偲ばれる。
後藤織物(国登録、ぐんま絹遺産)
明治初期に洋式染色技術を導入し、織物の改良を行った工場。ノコギリ屋根工場では熟練の女性従業員が活躍し、帯地など織物生産を行い、桐生の織物業の発展に大きく貢献した。
織物参考館“紫”(国登録、ぐんま絹遺産)
高級織物である「お召し」の技術を今に伝え、織物会社とともに、旧ノコギリ屋根工場などを利用した体験型織物資料館を運営している。手織り機などの道具を公開し、女性従業員による説明や染色・機織り体験の指導も行っている。
桐生織物会館旧館(国登録、ぐんま絹遺産)
桐生織物繁栄の中枢を担った「桐生織物同業組合」の旧事務所。当時はここで女性職員が電話交換手やタイプライター事務員として働き、桐生織の大躍進を支えた。現在は「桐生織物記念館」として、織物資料展示や桐生の織物製品の販売が行われている。
「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」構成文化財13件
番号 |
文化財の名称 | 指定等の状況 | 所在地 |
---|---|---|---|
1 | 富沢家住宅 | 国重文、ぐんま絹遺産 | 中之条町 |
2 | 中之条町六合赤岩伝統的建造物群保存地区 |
重伝建、ぐんま絹遺産 |
中之条町 |
3 | 永井流養蚕伝習所実習棟 | 村重文、ぐんま絹遺産 | 片品村 |
4 | 永井いと像 | ぐんま絹遺産 | 片品村 |
5 | 旧小幡組製糸レンガ造り倉庫 | 町重文、ぐんま絹遺産 | 甘楽町 |
6 | 甘楽町の養蚕・製糸・織物資料 | ぐんま絹遺産 | 甘楽町 |
7 |
甘楽社小幡組由来碑 | ぐんま絹遺産 | 甘楽町 |
8 | 白瀧神社 | ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
9 | 旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟 | 市重文、ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
10 | 桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区 | 重伝建、ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
11 | 後藤織物 | 国登録、ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
12 | 織物参考館 紫(ゆかり) | 国登録、ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
13 |
桐生織物会館旧館 |
国登録、ぐんま絹遺産 | 桐生市 |
パンフレット
- 日本遺産周知用チラシ(表面) (PDF 6.3MB)
- 日本遺産周知用チラシ(裏面) (PDF 5.2MB)
- 日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」リーフレット(令和5年3月版) (PDF 5.9MB)
- 『日本遺産』総合パンフレット(文化庁作成) (PDF 5.3MB)
- 日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」周遊観光パンフレット桐生版
- 日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」パンフレット桐生版
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
産業経済部 日本遺産活用室
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:346・347 ファクシミリ:0277-43-1001
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