たばこに関する情報
たばこの害
たばこの煙は、約4,000種類もの化学物質を含み、そのうち有害物質や発がん性物質の疑いのあるものとされるものも多くあります。たばこの煙は主流煙(喫煙者が口から吸い込む煙)と副流煙(たばこの先から立ちのぼる煙)の2種類があり、副流煙のほうが有害物質を多く含んでいます。周囲のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」により、たばこを吸わない人も吸う人と同様に、健康にさまざまな害をうけます。
喫煙による健康への影響
- 喫煙は、肺がん、食道がん、胃がんなどの各種がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、脳卒中、心筋梗塞などの様々な病気にかかる危険性を高めます。
- 妊婦が喫煙すると、流産・早産・死産・低出生体重児の危険性を高めます。
注:慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、長期にわたり、気道が閉塞状態になる病気の総称です。
代表的な病気に肺気腫・慢性気管支炎があります。
受動喫煙
受動喫煙とは
受動喫煙とは、副流煙(たばこの先から立ちのぼる煙)を吸い込むことにより、非喫煙者が被害をうけることです。副流煙には主流煙よりも多くの有害物質が含まれています。
受動喫煙による健康被害
- なみだ、鼻づまり、頭痛等の諸症状や呼吸抑制、心拍増加、血管収縮等がおきます。
- 受動喫煙によって、たばこを吸わない人も肺がんや循環器疾患などの病気にかかる危険性が高まります。
- 親が喫煙すると子どもが呼吸器疾患などにかかりやすくなります。
禁煙への取り組み
厚生省の調査では喫煙者のうち、たばこを「やめたい」「本数を減らしたい」と考えている人の割合は64%となっています。
しかし喫煙は、たばこに含まれるニコチンによるニコチン依存症のため、たばこをやめたいと思っているにもかかわらずやめられない現状があります。
たばこをやめにくくする2つの依存
- ニコチン依存
ニコチンは依存性薬物です。喫煙習慣は「ニコチン依存症」といわれ治療が必要な病気とされています。禁煙をはじめると禁断症状(タバコが吸いたい、不安、イライラ、頭痛等)が現れます。禁断症状は、禁煙を始めてから2日から3日が最も強く、多くは1週間程度で消失します。(長くても2週間から3週間で、症状は徐々に軽くなります) 禁断症状は禁煙補助剤や薬で軽くすることができます。 - 心理・行動的依存
毎日喫煙行動を繰り返すことによって、心理・行動的にたばこに依存しています。(例えば、朝起きたらたばこを吸う。食後に吸う。口寂しいので吸うなど)
吸いたいという強い欲求が襲ってきたら行動パターンを変えて、なんとか3分間しのいでください。
禁煙したい方へ
禁煙の方法は大きく分けて3つ。
完全に自力で禁煙する方法と、薬局・薬店で買える禁煙補助薬を利用する方法、そして、医師の指導のもと禁煙補助薬を利用する方法があります。
自分に合った禁煙方法を選ぶことが大切です。
時間の経過 | 効果 |
---|---|
直後 | 周囲の人をたばこの煙で汚染する心配がなくなる。 |
20分後 | 血圧と脈が正常値まで下がる。手足の温度が上がる。 |
8時間後 | 血中の一酸化炭素濃度が下がる。血中の酸素濃度が上がる。 |
24時間後 | 心臓発作の可能性が少なくなる。 |
48時間後 | 味覚や嗅覚が改善する。歩行が楽になる。 |
2週間~3か月後 | 循環機能が改善する。肺機能が30パーセント改善する。 |
1か月~9か月後 | せきや息切れが改善する。気道の自浄作用が改善し、感染を起こしにくくなる。 |
1年後 | 虚血性心疾患にかかる危険が喫煙者の2分の1になる。 |
10年~15年後 | 種々の病気にかかる危険がたばこを吸わない人のレベルまで近づく。 |
たばこに関する情報
下記のページでは、喫煙に関する施策・目標を設定しています。
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