関の磨崖仏
- 指定年月日
- 昭和47年11月15日
- 区分
- 県指定重要文化財
- 所在地
- 桐生市新里町関67-1
字関の、鏑木川にかかる不動橋のたもとに、赤城山の泥流によって運ぱれた凝灰質の集塊岩があります。この大きな岩は、高さ128センチメートル、幅80センチメートル、奥行き約80センチメートルの規模で舟形に彫り込まれています。そして、その中は三尊像が刻まれています。三尊像は阿弥陀如を中心に、脇侍として右に観音菩薩、左に勢至菩薩が半肉掘りされています。なお、三尊像は朱塗りの跡がみられます。この磨崖仏は鎌倉時代頃のものと推定されています。 阿弥陀如来は、無限の寿命と何物にも遮られることのない光明をもつ、西方極楽浄土の中心的な仏です。観音菩薩は、正しくは観世音菩薩といって、人々を思いのままに救うことができる仏です。また、勢至菩薩は、智恵第一の菩薩で人々に菩提心を起こさせることができる仏なのです。
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