新里のサクラソウ群落
群馬県指定天然記念物
新里のサクラソウ群落(にいさとのさくらそうぐんらく)
- 指定年月日
- 平成8年3月29日
- 区分
- 天然記念物
- 所在地
-
群馬県桐生市新里町赤城山
畑平923-186.-187.-188、舟原1053.1055.1066
- 指定物件
- 新里のサクラソウ群落 1群
- 面積
- 1,565平方メートル
- 分類
-
サクラソウ目・サクラソウ科・サクラソウ属の多年草
-
特徴
- 花弁は紅紫色で5つに裂け、その株により長いものと短いものがある。
林間の適度な日陰の湿性地や原野の草間に生じる。日本では北海道南部、本州・九州の高原や原野に分布する。
江戸時代の中頃から末にかけて武士階級を中心に観賞植物としての栽培が流行し、品種改良により現在でも流通する株が生まれている。 - その他
- 開花時期 4月下旬から5月上旬頃
群落への出入口は開花時期以外は閉鎖となります。 - 駐車場
- 有り(約30台)

新里町のサクラソウは昭和30年代頃までは標高300メートル付近の鏑木川流域や、その支流に多く群生していたが、昭和40年代からの樹木の伐採等、開発による自然環境の変化に伴い減少し、現在は赤城山地区、板橋地区などに群生を見るのみである。
本群生地は、鏑木川上流、標高450メートル付近の両岸に存在し、毎年4月下旬から5月上旬にかけて開花期を迎える。
新里町のサクラソウ群落は、旧新里村時代の昭和51年9月に赤城山、板橋地区3か所の自生地が村指定天然記念物に指定され、平成8年3月には、3か所のうち保存状態が良好で植生範囲の大きな赤城山地区の約1,565平方メートルが関東地方における自生地としても希少な存在であるとして群馬県指定天然記念物に指定された。

群馬県指定天然記念物 サクラソウ群落
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