刀銘一竿子忠綱雕同作

ページ番号1001978  更新日 平成28年1月24日

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写真:刀身 左側

写真:刀身 右側


写真:峰に彫られた倶梨伽羅龍 左側から

写真:峰に彫られた倶梨伽羅龍 右側から


写真:目釘穴 左側から

写真:目釘穴 右側から

指定年月日
昭和37年2月21日
区分
群馬県指定重要文化財
所在地
桐生市稲荷町2-9

表銘は「一竿子忠綱雕同作(いっかんしただつなほりどうさく)」、裏銘には「元禄八年八月吉日」とある。
長さ69センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴1個があり、鎬造り(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、鍛えは小杢目(こもくめ)がよく練れてあり、刃文は涛瀾(とうらん)乱れに小佛えがつく。鋩子(ぼうし)は尖(とが)り目に丸く返り、茎(なかご)は先を少し切っている。 彫物は大きく力強い倶梨伽羅龍があり、 表は真の剣巻龍、裏は毘沙門剣である。
近江守忠綱の二代目である一竿子忠綱は、 大坂で活躍した元禄年代(1703)の刀工で、彫物の名人であり、 この刀は彫物の関係で焼きはやや弱いが、忠綱の作刀の中でも優れたものの一つである。 なお、銘文にある「雕」は彫の異字である。

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