平田家住宅

ページ番号1008433  更新日 令和3年1月27日

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平田家住宅

平田家は桐生新町の重要伝統的建造物群保存地区のほぼ中央、通りの東側に位置する。

平田家の初代平田宇八は長野県木曽郡木曽村薮原の出身で、天保4年(1833)に来往したと伝えられている。現在も平田家の近くに店を構える玉上家に奉公し、嘉永4年(1851)に独立して現在地で雑貨商を始めたが、その後染料、生糸などを扱うようになった。戦時中商品の仕入れが困難になり廃業した。

敷地は本町通りに面し、間口7間、奥行き19間で、店と店蔵は通りに面して立ち並び、奥の主屋とは渡り廊下で繋がっている。また主屋の東奥には家人のための土蔵がある。

旧店舗の軒先の瓦には宇八の「宇」の字が記されているが、この建物を作った人物は宇八の長男、小三郎で明治37年刊行の群馬県営業便覧には「繪具 平田小三郎」と記載されている。

 

平田家住宅一覧表
名称 員数 構造、形式及び大きさ 年代 登録日

平田家住宅旧店舗

1棟

土蔵造2階建、瓦葺、建築面積41平方メートル

明治33年(1900)

 

平成18年11月29日

平田家住宅旧店蔵

1棟 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積18平方メートル

明治33年(1900)

平成18年11月29日
平田家住宅主屋 1棟

木造平屋建、瓦葺、建築面積112平方メートル、渡り廊下付

大正2年(1913)

 

平成18年11月29日

平田家住宅土蔵

1棟 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積35平方メートル 大正2年(1913) 平成18年11月29日

 

平田家地図

平田家住宅旧店舗及び旧店蔵

店舗は平入りの町家で、土蔵造2階建、切妻造、桟瓦葺、表に下屋を設ける。1階北側は蔵前の座敷で土間はかつて帳場であった。2階の窓は白漆喰、内面は黒漆喰で塗られている両開き塗戸である。
店蔵も土蔵造2階建で小さい庇がつき、北側の平入り部分は下見板張りで、店とは板の間の蔵前で繋がっている。窓は店舗と同じデザインの両開き塗戸である。

 

写真
平田家住宅旧店舗及び店蔵
写真
平田家旧店蔵

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