観音寺山門
- 指定年月日
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平成3年4月11日
- 区分
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桐生市指定重要文化財
- 所在地
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桐生市川内町五丁目584 観音寺
- 構造
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一間一戸四脚門 人母屋造 銅板茸
- 建築年代
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17世紀初期
観音寺は、寛永4年(1627)近江国比叡山延暦寺の僧実呼が上野国仁田山へ錫を留め、廃亡の旧寺を再興し、翌寛永5年武蔵国上野克永寺一世天海から不老山薬師院観音寺の寺名を賜ったという補任状が残され、この山門も旧寺を再興したころ建立されたものであろう。
天明元年(1781)火災のため堂宇が全焼したが、山門は免れたようである。構造は一間一戸の四脚門。屋根は反り付きの切妻造。当初は茅茸であったが、大正10年(1921)銅板に茸き替えられた。妻飾りに、三つ花懸魚、疎垂木が見られる。両開き戸形式で、正面右側の扉には、入り八双金具が付けられている。正面左側と両脇の扉は失われている。
板蟇股形式の飾り、柱の面取りの割合など古様を伝え、桐生市内に残された数少ない古建築の一つである。
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