山上塚越の道祖神
- 指定年月日
- 平成4年4月11日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 新里町山上1093
道祖神は、塚越古墳に接してすぐ南側にあります。基壇の高さ15センチメートル、基礎の高さ21センチメートル、塔身の高さ78センチメートル、幅は43センチメートルで安山岩製です。塔身は船型をしており、肩をくんで手を握りあった、仲のよい男女が半肉彫りで描かれています。男女二体の神を描くことから双体道祖神とよばれています。建てられたのは、江戸時代中期の元文2年(1737)4月とあり、施主は山上の箱田勘七と刻まれています。
道祖神は、塞(さい)の神や道陸神(どうろくじ)ともいわれ、悪疫などが入ってこないように村境に建立されました。人の一生を旅にたとえ、妊娠・出産・幼児守護・良縁・和合・性病の神としての性格をもつようになったのです。そして、男女の生殖を通して、生産神や田の神、山の神などにも発展しました。この祭りは、正月の14・15日に行われている“どんど焼き“として知られています。
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