後閑の五輪塔
- 指定年月日
- 昭和55年4月11日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 新里町山上1357の2
凝灰岩製のこの五輪塔は、1.63メートルの高さがあり、全体的にどっしりとした形で火輪の笠石はやや反りがみられます。このような型式から室町時代初期の特徴を持っていることがわかります。
五輪塔が建てられるようになったのは、平安時代までさかのぼります。そして、空・風・火・水・地は、宇宙の五大生成要素だといわれます。もともとは、堂宇の落成や仏像開眼の時などの供養塔として建てられました。鎌倉時代以降は、亡くなった人の供養や墓石として造られるようになりました。現在の供養塔は、板製の塔婆になってしまいました。その両端の四つの刻みは五輪塔を現しているのです。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
教育委員会教育部 文化財保護課
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:622 ファクシミリ:0277-46-1109
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。