赤城の百足鳥居
- 指定年月日
- 昭和46年10月1日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 桐生市新里町板橋969-1
赤城山は、遠い昔より山麓周辺の人々にあつい信仰を受けてきました。それは神の住む山として、人々の心や生活の中心に赤城山があったからなのです。そして、春になると人々は稲の豊作を願い、神を里へ迎えるため山へ登りました。
この鳥居は、赤城山へ登る東南麓の参道としてこの地に建てられたのです。それは、天明2年(1782)のことで、新里村・粕川村・宮城村・赤掘町のおよそ5千人もの人々の願いにより実現したのです。鳥居の島木(しまぎ)には、1.3メートルの百足が陽刻(ようこく)されています。そして、この周辺の人々は神の使いである百足を殺すことはなかった、と伝えられています。
百足鳥居は、高さ4.4メートル、笠木の長さは6.25メートルあります。安山岩製で稲荷鳥居という形式で造られています。
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