吉田家の古文書
- 指定年月日
- 平成4年2月20日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 新里町新川2054
古文書を所蔵する吉田家は、旧新川村(現在の新里町新川)の名主家であり、質屋・酒屋などを営む地域第-の冨農でした。吉田本家に代々伝わっている文書は、江戸時代の地方文書(じかたもんじょ)や経営帳簿・戸長役場文書などです。さらに、横浜で生糸売込商として成功した吉村屋幸兵衛の書簡や帳簿などです。これらは、江戸時代から大正期に至る膨大な文書で、あわせて8,806点にもおよぶものです。
吉村屋幸兵衛は勢多郡新川の吉田家に生まれました。文久2年(1862)に郷里をあとにし、横浜で生糸売込商として店を出しました。その後、急速な成長をとげ横浜経済界に君臨したのです。幸兵衛の1,000点を越える書簡は、大間々に分家した父親にあてたもので、吉村屋の活動や当時の横浜の状況を知る貴重な資料です。これらの書簡は、大間々の分家が横浜に移り住むとき、吉田本家に預けられたのです。
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