鏑木の木造大日如来
- 指定年月日
- 昭和55年4月11日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 桐生市新里町新川2376
木造の坐像で、高さは42センチメートル、頭光には輪光を備えています。目は切れ長で半眼、鼻筋が通り端麗で品位あふれる面相です。肩幅は広く、安定感のある体躯で、肩から膝にかかる衣紋(いもん)は端麗で、左手に日輪、右手に宝剣を持っています。晋通、大日如来は印を結んでいる像が多く、全体に金泥が塗られており、宝冠と瓔珞は金銅製です。台座は、盤石座・敷茄子・蓮弁であるが、普通、如来や菩薩は盤石座にのる例は余りありません。造られた年代は定かでないが、安定感のある端正な造形から江戸時代のものと推定されます。鏑木家の墓地のお堂のなかに安置されています。
大日如来は、密教の中心仏で梵語の音訳では「摩詞毘盧遮那加釆」といいます。また、釈迦如来は大乗仏教の世界では、法を説くために仮に現世にあらわれた応身仏で、本体は摩詞毘盧遮那加釆であるといいます。
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