奥沢の石造大日如来坐像(奥沢の裸大日)
- 指定年月日
- 昭和46年10月1日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 桐生市新里村奥沢546
奥沢の標高398.5メートルの大日山の山頂、ここにも大日信仰の跡が見られます。元和(げんな)7年(1621)に堂宇が建てられましたが、火災によって焼けてしまいました。その後、安政6年(1859)に再建されましたが、またもや火災によって焼けてしまいました。それ以来、堂宇は建てられることなく現在にいたります。そのため、むきだしになったままの石像は、「裸大日」と呼ばれるようになったのです。
二体の石像はともに坐像で、左側のものは度重なる火災のためか、面相は全く分からないほどのいたみがみられます。右側の像は、どっしりした堂々たる体躯で、高さは1.49メートルあります。印相は智徳を施す智拳印(ちけんいん)をむすんでいます。大日如来は、金剛界では右手は仏、左手は大衆をあらわします。
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