加茂神社塚出土の環頭大刀

ページ番号1002035  更新日 平成28年1月24日

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写真:加茂神社塚出土の環頭太刀、把頭、附 埴輪女子像

指定年月日
昭和61年12月2日
区分
桐生市指定重要文化財
所在地
桐生市織姫町1番1号
所有者
桐生市
製作年代
古墳時代
詳細

鋳銅鍍金製単龍環頭把頭

全長:8.8センチメートル
最大径:6.9センチメートル
最大厚:0.85センチメートル
刀身 現存法量:40センチメートル
附 埴輪女子像 一体
現存高:34センチメートル

 加茂神社塚は境野町三丁目三ツ堀に所在する古墳で、墳丘上に社殿が祀られている。この環頭大刀は大正12年、社殿の脇にあったカヤの木に落雷があり、その際、偶然発見されたものといわれ、社宝として賀茂神社に伝えられていたが、指定を契機に桐生市に寄贈された。
 把頭は鋳銅鍍金製の単龍環頭である。環体茎先には径0.4センチメートルほどの鉄製の目釘が遺存し、環体と茎の間には、鋳造の痕跡がはっきりと残されている。環体はこの種のものとしては珍しく素環となっており、環内には玉を含む単龍が鋳だされている。単龍の口元や後毛の巻はあまりくずれておらず、頚部には鱗状の表現が見られる。
 この単龍環頭の把頭は、韓国百済武寧陵出土の系列の一つで、舶載とも考えられるが明らかでない。
 刀身は、40センチメートルほどが遺存するが、腐食がひどく原型をとどめていない。
 附の埴輪女子像は環頭大刀とともに発見されたといわれるが、その出土状況は明らかではない。胴部下半、両腕、頭部の髷が欠損している。額の堅櫛の表現も写実的で、頚部には円板状の粘土を貼付した頚飾りと、耳には耳玉と耳環を装着した姿となっている。
 女子の埴輪としては忠実な表現が見られ、目は上野地方に多く見られる木の葉形をしている。
 これらは6世紀後半のものと同定できるが、環頭大刀は県内渡良瀬川流域における唯一の出土例であり、古墳時代後期の地域首長の副葬品として、畿内ヤマト政権とのかかわりあいを示す重要な資料であり、現在桐生で発見された人物埴輪としては、唯一のものとなっている。

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