奥沢の木造大日如来
- 指定年月日
- 昭和46年10月1日
- 区分
- 市指定重要文化財
- 所在地
- 新里町奥沢511-1
大日如来は一木造りの立像で、高さは50センチメートルほどあります。光背の上部と手首から先端にかけて欠損しています。体躯(たいく)はやや細目で、威圧感はあまり感じられず迫力に欠けます。全体的にいたみが進んでおり、金泥(こんでい)はほとんど落ちてしまい、造られた当時の面影はあまり残っていません。
造られた年代は明らかではありませんが、室町時代(1338~1575)に奥沢の人々により勢戸林に社寺を建てたといわれることから、その頃のものと考えられます。その後、明治初期の神仏分離のときに、天台宗東昌寺へ大日如来を移しました。しかし、明治20年に奥沢の集落に大火があり、大半が焼けてしまったと伝えられます。その原因は、大日如来をよそへ移したための災難であろうということになり、再びもとの地へ安置した、といわれています。
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