天満宮末社春日社(国重要文化財指定に伴い解除)
- 指定年月日
- 平成3年11月8日
- 区分
- 国重要文化財指定に伴い市重要文化財指定解除。
- 所在地
- 桐生市天神町一丁目218-1
- 所有者
- 天満宮
- 構造
- 一間社流造 銅板茸
- 建築年代
- 天正年間(1573~1591年)から慶長年間(1596~1614年)
天満宮は、天正19年(1591年)に久方村梅原から赤城の森(現在地)へ遷され、荒戸新町(のちの桐生新町)の起点となった神社であり、旧桐生領54ケ村の総鎮守格であった。
末社春日社は、本殿の後方に南面して建つもので、一間社流造の小規模な社殿である。
社殿は身舎、庇の軒桁や垂木に見られる反り増しをはじめ、要所に用いられている彫刻の装飾に、室町時代後期の特徴をよく残している。一部に菊と唐草・流れに紅葉などの文様が描かれており、各部には彩色が施されていた痕跡が見られるが、ほとんどは不明である。
県内における類似する建物としては、板倉町の雷電神社末社稲荷社社殿があり、象鼻彫刻が発生した早期の建築と考えられる。
このことから、建築年代は天正年間(1573~1591年)から慶長(1596~1614年)年間と推定され、現存する桐生市内の建造物としては、最古のものであるとともに、当地方における古建築の遺例として貴重である。
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