大雄院山門
桐生市指定重要文化財
大雄院山門(だいゆういんさんもん)



- 指定年月日
- 平成3年4月11日
- 区分
- 桐生市指定重要文化財
- 所在地
- 桐生市広沢町三丁目3580
- 構造形式
- 三間一戸楼門 入母屋造 銅板葺
- 詳細
-
柱は円柱、大面取りには臥龍、左右の蟇股には鶴・亀が彫刻されている。
門内には四天王像が配され、それぞれ足下に邪鬼を踏みおさえて須弥壇上に立ち、周囲には錫杖形の柵が回る。
上層の縁は擬宝珠高欄を四方に回らせた仕様の形式で、破風の拝み部には猪の目懸魚が付けられている。
現在、本堂内に安置されている十六羅漢像は、かつて楼上に納められていた。
また、舟肘木、眉、袖切りのある虹梁も見られる。 - 建築年代
- 寛保3年(1743年)
大雄院の歴史と山門

(群馬県近世社寺総合調査報告書より)
大雄院は、群馬県桐生市の南端、八王子丘陵に連なる茶臼山山麓の北方斜面上に存在し、山門は参道の石段上に北面して立つ。
天正11年(1583年)由良氏の家臣藤生紀伊守善久を開基とし、上野国沼田恕林寺(じょりんじ)の僧春朔を迎えて開山した。
刺繍涅槃図の発願者、四世格雲和尚の代に客殿(本堂)を建立している。
山門について
山門は、記録によると寛保3年(1743年)大雄院六世の綱州規範和尚の代に、中里新左衛門ら有志の寄進金百両を基金として建立された。


桐生市指定重要文化財 大雄院山門
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