善昌寺の五輪塔群

ページ番号1002070  更新日 平成28年1月24日

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写真:に納められている五輪塔群の様子

写真:大きな五輪塔の周りに小さな五輪塔が複数並んでいる

指定年月日
昭和46年10月1日
区分
市指定重要文化財
所在地
新里町新川2728

新光太平山妙珠院善昌寺の本堂裏に、新田義貞の首塚といわれる五輪塔があります。越前藤島の合戦で、無念の最期をとげた義貞の首級(しるし)を桃井次郎が密かに持ち帰り、重臣の船田長門守善昌に預けました。善昌は、主君の首級を手厚く葬り、供養のためこの寺で生涯を終えたといわれます。大同寺はそれ以降、善昌にちなみ、善昌寺と称するようになりました。
応仁記(1294)によれば、大同元年(806)伝教大師(最澄)が上野へ下向(都から地方へ行く)の際、先達であった最澄の弟子宥海(ゆうかい)によって創建され、大同寺と称した、と記されています。
五輪塔群は、凝灰岩製ものが多い中で、周囲のものよりひときわ大きい安山岩製のものが、義貞の首塚といわれています。高さは、2.1メートルあります。素朴で重量感のある鎌倉時代の特徴が見受けられます。以前、この直下から白磁の壺が発見されたといわれます。

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